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 擬態と言えばサスケやカムイ外伝に出てくる隠れ身の術だが、あれは迷彩の布などを巧みに使いまわりの環境に擬態するのだが、いずれにしても人間が擬態するなら所詮小道具を使ったりするしかないのだ。しかし、海洋生物の擬態は違う。小道具など持たない彼らは、自らの体を回りの環境に合わせ色や形を似せてしまうのだから驚きである。彼らは黄色いところに行くと、じゃあ黄色くしようかなってかなり気楽に体の色を変えてるのか、はたまた黄色にするぞぉぉぉ~~~ぬぉぉぉぉぉっ!!!ってかなり気合を入れてるのか、いずれにしても体の色を変えるなんてことは体のどこに力を入れればそうできるのか想像もつかない。私たちが土に擬態したいって思ったら、この土色になりたいっ!って超人的に念じればできるのか?富士樹海あたりで飲まず食わず寝っころがっていたら1ヵ月後には色的には同化してるかもしれないがそれは腐化です。腐乱ともいいます。ある意味土には同化しますが。しかし「わー見事に土に擬態してるわ!」っとはだれも感心してくれないです。
 
 生きて尚且つ擬態する擬態魂一直線。擬態しているだけに見つけるのがとっても難しい。でも見つけたときは、み~や~ぶ~ったりぃ~~!と歌舞伎調で叫びたくなります。そんで先週見つけたのは、これです。
擬態魂一直線_b0029643_9195226.jpg

遠目に撮りすぎたのでウミシダの中に何かいますがなんだかわかりにくいです。分かりにくいこそ擬態です。
どんどん近づいていくと・・・・ギャー何かいるぅ!
擬態魂一直線_b0029643_9203988.jpg

その名は「ウミシダカクレエビ」だと思われる。
ウミシダはいろんなバリエーションがあり、それらはそのバリエーションごとに体の色を変え、見事に擬態している。このエビはたまたまこの色のウミシダにかくれてしまったために、生粋の阪神タイガースファンなのかと思われる色になってしまったのだ。

 これを写真で撮るには非常に苦労する。なんせウミシダは攻撃的でハリーポッターに出てくる「あばれ柳」の中に頭を突っ込んで撮ってるようなものなのだ。しっかもエビはちょろちょろ逃げまくるし。しかし「虎穴に入らずんば虎児を得ず」この美しさに魅了されると夢中になります。撮影には時間もかかるので、ナイトロックスがお勧めです。グアムの場合ウミシダは深いとこに多いので。
もっといろんなバリエーションを集めたい!
by papalagidivers | 2009-05-31 09:21

PAPALAGI DIVERS GUAM による現地レポート
by papalagidivers
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